法華鐘

聖厳法師は出家以来、いつ、どこでも、「観世音菩薩」の聖号を持念する習慣が身についています。1989年に法鼓山成立の因縁も、法師を先頭に、弟子たちが声を合わせて一斉に<大悲呪>を唱えたことで成就できたのです。このように、法鼓山は観世音菩薩と因縁が深く、そして、観世音菩薩の道場になるように願いがこめられているのです。

長年の計画により、法鼓山世界仏教教育区域において、法華鐘が安置されました。法華鐘は、観世音菩薩の普門品の示現及び《法華経》の精神を代表しています。即ち、三乗が一乗に流合され、法鼓山世界仏教教育区域の特色の一つとなり、すべての宗派が融合され、二十一世紀の漢伝仏教に回帰することの現れとなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

完成した法華鐘は、重さ25トンにのぼり、鐘の内外に、七万字余りの《法華経》文が鋳られています。法華鐘の鋳造では、最大級の重量と豊かで済んだ音色はもちろん、文字鋳造の技術も追求しました。法鼓山僧侶団は、適切な製造会社を探すために、一年余りかけて、日本、韓国、中国大陸を回り、数々の鋳造会社を尋ね歩きました。造型や音色、そして品質おいて、千年を経てもなお鐘の音が伝わりつづく最高の鐘が鋳造されるように、方々の鋳造会社を視察、評価比較を行いました。その結果、法鼓山の護法居士たちの協力により、二百年余りの歴史を持つ日本の「老子」製作所に辿り着きました。「老子」製作所は日本では知名度が高く、大型梵鐘鋳造の専門会社で、唐式造型の梵鐘及び鐘の音に高い水準を持っています。

二年余りを費やし、法華鐘が終に完成しました。2006年1月12日に、台湾金山にある法鼓山世界仏教教育区域に到着し、盛大な迎接式が行われました。将来、法鼓山世界仏教教育区域で法華鐘が鳴り響くたび、《法華経》の法義が演説されているように、十方一切の衆生が、鐘の音を聞けば、心の知恵が生じ、大悲心が起こることを願います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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